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la bonne chanson dans mon cœur

とある藝大生。好きなもの、考えたもの、思いついたことについてツラツラと書いていきます。カメラ、革靴、色々、もちろんピアノも。

中〇〇端

中途半端と思ったあなたは福岡市民ではない。私たちは中洲川端と答える。まあそれはどうでも良い。

ヴィオラという楽器。なんとも曖昧な基準を持って生まれてきた楽器である。本来あるべき大きさは、肩に乗せるには大きく、床に刺すには小さすぎる。よっていささか無理をして縮められた大きさをしていることがほとんどである。

そのため、弦楽器の中では最も発音が遅く、音量も小さく感じられる。なんとも厄介なヤツである。

とはいえ、昔からこの中途半端な野郎が好きだ。自分は少数派に何かと回りたがる、肩を持ちたがる傾向にあった。それがこの楽器との最初の出会いである。つまりは花形であるヴァイオリンがどうにも気に食わなかっただけの話である。

しかし、きっかけは何であれこの楽器の魅力に取り憑かれることとなった。

あたたかい男声の低音域から、すすり泣くような高音まで網羅する恐ろしい楽器である。

大学で、これを専攻する人にやっと出会うことが出来た。幸せでしかない。

眠い。